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台風19号で子連れ避難所1泊して感じたこと 反省点や避難所の様子

先日全国各地に猛威を奮った台風19号。私が住んでいる県でも甚大な被害が出てしまい、まさか自分たちが…と思っていた事態が起こってしまいました。

まずは台風19号で被災された方々、大変な思いをしていらっしゃることと思います。お見舞い申し上げます。同じ県や近くの地区でも被災された方が多数いらっしゃいます。ボランティアや募金など、できる限りの協力をしていきたいと思っています。

我が家はこの台風で子供を連れて避難所に1泊することになりました。結果的に1泊で済んで良かったのですが、心構えや準備が足りなかったなと反省することが多かったです。

台風前に準備しておいたこと

物資や停電に備えての物品準備

今回の台風は数十年に1度の超大型台風ということで、前々から多数の報道がされていましたよね。

そのため我が家でももしものことを考えて、台風に備えて前日までに準備を整えていきました。

主に

  • 停電した場合に備えて
  • 台風で物資が入ってこなかった時に備えて

この2つをメインに考えて準備していきました。

ちるきち
ちるきち
この時点で避難所に避難する可能性のことを全く視野に入れていなかったのが後悔…。

食料品は早いところ買っておいたほうがいいとは思っていましたが、前日の夜スーパーに行ってみてびっくり。

パン、納豆、肉、野菜などほとんどの食料品が売り切れもしくは台風の影響で入荷せずガラガラの状態😂

日持ちするものは早いうちに準備しておいた方が無難。水は幸いにあったけど残りが少なかったから、台風が来ると分かったらAmazonなどネットスーパーなどを利用して予め準備しておくのがベストだなと感じました。

他には懐中電灯、電池、モバイルバッテリーなどを準備。スマホがないと安否確認や情報が何も入ってこないので、停電してしまっても充電できるような準備をしておきました。

モバイルバッテリーは絶対あったほうがいいです!できれば家族の人数分、台風が来て停電になってしまう前にフル充電しておきましょう。ダイソーなど百均でも売っていますよ(^^)

庭まわりの点検、掃除

今回の台風はかなりの勢力であることが予め分かっていたので、風で庭においてあるものが飛んでいったら困るので、庭の点検をして植木や子供の砂場道具などを片付けておきました。

我が家は植木も2、3個しか置いていなかったので片付けは楽でしたが、ガーデニングなどが趣味の方は大変だったかもしれません。

他には生協をやっているのですが、通箱が発泡スチロールで軽くて風で飛ばされてしまうと思ったのでシューズクロークの中にしまっておきました。

ハザードマップの確認

我が家は土砂崩れの危険はないものの、わずかではありますがハザードマップで水害の危険のある地区となっていました。

土地を買った際にも確認しましたが、少なくともここ数十年以上川が氾濫したことはないとのこと。目の前に川の水を逃がす排水が整えられているし、近くの川が氾濫するなんてよほどのことだよと聞かされていました。

絶対はないと分かっていましたが、まさか氾濫するとは思いませんでした。

しかし万が一氾濫したときのことを考えて、川の位置やもし氾濫してしまった場合通らない方がいい場所、避難すべき場所を頭に入れておきました。

台風当日の朝から避難までの経緯

台風当日は朝10時くらいからポツポツと雨が降り始めました。前日にスーパーに何も売っていなかったので、朝1で別のスーパーに行ってみることにしたのですが、通常通り営業していて昨日変えなかった食料品を買うことが出来ました。

11時頃帰宅すると少し雨足が強くなって来ましたが、「これが超大型台風?」と思うくらいの雨。もっと風も強く、バケツをひっくり返したような雨が降るものだと思っていたから拍子抜けでした。

お昼を過ぎるとニュースでも台風の情報がかなり入ってくるようになり、停電したらどうしようなどのんきな会話をしていました。しばらくするとスマホに緊急速報が!

市内の地区で土砂災害の危険があるため避難勧告が出てしまいました。外を見てみると、目の前の田んぼがプールのようになっていました😱

ちるきち
ちるきち
それでもまだ自分たちの地区が避難の対象になるなんて思ってもみなかったし、早く台風通り過ぎないかなってのんきに構えてたんだよ…

するとその30分後、またしても緊急速報が。なんと私達の済んでいる地区で、洪水の危険があるから全員避難してくださいとの避難勧告が発令されました。

まさかの事態にもう家族で大パニック、、、。避難することになるなんて思っていなかったため、持ち出し袋の準備など何もしていませんでした。慌てて準備すると同時進行で、お隣さんとどこに避難するか何を持っていくのかなど話をして決めました。

実は指定された避難場所が家より低いところと、洪水の危険がある川を渡らないといけない場所の2箇所でした。市の方の指示ではありましたが、どう考えても家にいるより危険な場所であることは確か。そこでハザードマップに載っていた、うちの地区が避難場所として指定されているより高い位置にあり大きくて安全な避難所に避難することに決めました。

結果的にこの判断は間違っていませんでした。避難の途中でちらっと見えた川に絶句。いつも穏やかに流れていた川が、電車の架橋に打ち付けるくらいの高さまで来ていました。

朝から雨は降り続いていましたが、ものすごく強い雨がずっと降っていたわけではなかったので、川がこんな状況になっているなんて想像も付きませんでした。

避難所に持っていったもの

慌てて準備することになってしまいましたが、避難所には以下のものを持っていきました。

避難所に持っていったもの
  • お菓子、カップラーメンなど食料
  • 水、ジュースなど飲料
  • モバイルバッテリー
  • 懐中電灯
  • 子供用の寝具一式
  • 子供の着替え
  • 常備薬
  • 貴重品(財布・通帳)
  • 大人用の毛布1枚
  • タオル数枚
  • 傘・雨合羽

以上です。避難の時点でその日の夜には帰れるだろうと思っていましたが、万が一のことを考えて子供の着替えや布団などは持っていきました。

結果としてその日は帰ることが出来ず、避難所に一泊することに。荷物はだいぶ多くなってしまいますが、大人の準備ももっとしていけばよかったなと後悔しています。

避難所に避難することになったら、その日もしくは数日は帰宅できないことも視野に入れて物資を持っていった方がいいなと身にしみて感じました。

避難所に持っていけばよかったもの

実際に避難所に身を寄せてみて、持っていけばよかったなと反省しているものがいくつかあります。

避難所での様子を想定して準備したつもりでしたが、子供がいるとなると考えが甘かったなと反省しています。

避難所に持っていけばよかったなと思うもの
  • 塗り絵・折り紙など子供の暇つぶしになるもの
  • 絵本
  • 歯ブラシ
  • コンタクトの保存液
  • 充電器本体
  • 大人用の楽な服装・寝具

避難所では幸いご近所さんも一緒で、歳の近いそこで知り合った子供とも遊んでいられることができましたが、うちは子供が選んだ本を1冊持っていったのみで暇つぶしになるようなものを持っていっていませんでした。

そのためご近所さんが持ってきた絵本を借りたり、塗り絵を借りたりしてなんとか過ごしましたが、家にも塗り絵や折り紙がたくさんあったので持ってくればよかったなと思いました。

子供の想像力はすごいので、白紙のコピー用紙とペンがあればお絵かきをしたり紙飛行機を作ったり楽しめます。

途中飽きてしまいましたが、避難所で配ってくれたお茶を入れる紙コップにみんなで好きな絵を描こう!と提案したら、お友達が持ってきてくれたクレヨンで好きな絵を書いて〇〇ちゃん専用のコップ!なんていって楽しんでいました。

避難所では食べられるものも限られていますし、お菓子をもらったり甘いものを食べることも多かったので、歯ブラシを持っていき忘れたのは致命的でした。

また私はメガネで避難しましたが、コンタクトレンズの方は予めメガネで避難するか保存液を持っていくなどしたほうが良いです。

タオルも数枚持っていきましたが、すぐ乾くような環境でもないのでできれば多めに持っていくことをおすすめします。荷物は多くなってしまいますが、スーツケースを持ってきていた人もいたので、大人用の布団も可能であれば持っていったほうがいいと思います。

避難所でも毛布等配ってくれましたが、想定していたよりも多くの人が避難してきたので数が非常に少なく、お年寄りや小さい子供がいる人で毛布を持っていない人優先で配っていました。物資の配布はあると思いますが、必ずしも全員に行き渡るわけではないのでできる範囲で持っていきましょう。

いつ何があるかわからない!警報が出る前に準備しよう

今回は思っていた以上に雨の勢いが強く、一気に川が氾濫したり道路が冠水したりしてしまいました。

私が住んでいる地域では、祖母に聞いてもこんなことは初めてだということで大丈夫だろうとたかをくくってしまっていた部分もあります。

川が近い、山が近いなどの場合でなくても、猛烈な雨や風でいつどんな被害が自分の身に降り掛かってくるのかわからないなと改めて怖さを感じました。

週末もまた強い雨が降るようで、氾濫したばかりの川や緩んだ地盤がどうなるかわかりませんよね。教訓を活かしてしっかり準備していきたいと思います。

これを機に防災グッズや防災バッグの見直しや購入をするのもいいかもしれません。



今回被災された方のご無事や、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。そしてまた週末の雨でこれ以上の被害が出ないことも願っています。