以前紹介した無料画像編集ソフト「Pixlr Editor」の使い方の第2弾です。
第一弾の記事では画像の切り抜きや、周りをぼかして背景をつける方法などを紹介しています。
超優秀!無料画像編集ソフト「Pixlr Editor」の基本的な使い方その1
今回はこのPixlr Editorを使用して、人物の背景を切り取って合成するやり方について説明していきます。
見たい場所にジャンプ
まずはレイヤーについておさらい
前回の記事超優秀!無料画像編集ソフト超優秀!無料画像編集ソフト「Pixlr Editor」の基本的な使い方その1でも少し触れましたが、画像編集ソフトにはレイヤーがつき物です。
レイヤーとは透明な板のようなもので、それを何枚も重ねることで1つの画像を作成します。
例えば人物の絵を作るとして1枚のレイヤーに全て描いてしまうと、失敗してしまったときに直すのが大変になってきます。レイヤーを使い1つのレイヤーには輪郭、1つのレイヤーには色付けとレイヤーを分けて編集することで訂正が簡単になります。
まずは素材を準備
まずは素材となる写真を準備しましょう。人物の写真でもいいですし、愛犬・愛猫などペットの写真でも構いません。この時背景が真っ白や真っ黒など、背景が複雑でないほうが切り抜きやすいです。
今回はこちらの無料素材の写真を使用してやり方を説明していきます。
まずはPixlrを開きます。新しく画像を編集する際は画像の大きさをしていしなければなりませんので、編集前に画像の大きさを確認して置いてください。今回使用した画像は1200×800pxでしたので手動で大きさを指定して開始しました。
レイヤー→画像をレイヤーとして開くを選択
レイヤーから画像をレイヤーとして開くを選択し、編集を行いたい画像を選択します。するとこのようにキャンパス上に編集したい画像が表示されます。
次に左側にあるツールボックスの上から3つ目のツールを選択しましょう。
背景の白い部分をクリックする
背景の白い部分をクリックします。すると自動で透過処理する箇所を判断して選択してくれます。
この際余計な部分まで選択されてしまったら、上に表示されている「公差」という数値を低くしてみてください。するとこのように点線で選択されます。
この状態で良ければデリートキーかバックスペースキーを押すと背景が消去され、人物の部分だけが切り取られたレイヤーが完成します。このままでは背景も白いためわかりづらいですので、次に背景を色つきのレイヤーにしてみましょう。
右側の背景レイヤーをクリックして塗りつぶしツールで色を塗りつぶす
今回は分かりやすく真っ黒に塗りつぶしてみました。ちなみに塗りつぶしツールはこの赤丸がしてあるツールになります。下の方で色の変更もできますので、お好みの色を選択してもOKです。
塗りつぶしが完了するとこのようになります。
綺麗に切り抜かれてはいますが、若干切り抜きの甘い部分や残ってしまっている部分があるのが分かると思います。次はこの細かい部分を修正していきましょう。
もう一度人物のレイヤーに戻り細かい部分の修正
人物のレイヤーを選択したら、左側上から5個目の消しゴムツールを選択します。消しゴムの形状や直径の大きさなどは、消しゴムツールを選択すると上部のバーに表示されますのでそちらで変更してください。細かい作業にはなりますが、外側の白く残ってしまった部分はこれである程度綺麗に消すことが出来ます。
少々雑ではありますがさっきよりかはマシになりました。次に周りの雑さをごまかす作業を行います。
人物レイヤーにインナーグローをつける
人物レイヤーを選択した状態で赤い○印の所をクリックします。
するとこのようなBOX画面になりますので、1番したのインナーグローにチェックをつけ色を白を指定します。不透明度は100のまま、硬さは数値が大きいほどボヤけが少なくなります。サイズもやってみながらちょうどいいサイズを選択してみてください。
するとこのように人物の周りに白い枠が出来て、先ほど雑だった部分があまり目立たずにごまかすことが出来ます。
もっと綺麗な方法もあるかもしれませんが、ちょっとした画像でしたらこちらの編集方法で簡単に出来るかと思います。ぜひ参考にしてみてください。
おまけ~アウターグローをつけるとこうなる!~
また雰囲気が変わりますね!アウターグローでもいい感じになりますので、こちらも試してみてくださいね。