家計管理の記事で何度か登場している林 總さんの「正しい家計管理」という本。この本と出会ったことで家計管理に対する意識がガラッと変わりました。
将来への不安が消える、自動的にお金が貯まる
夢のようなキャッチコピーですが、本の内容を正しく理解して実践できれば自動的にお金が貯まる仕組みが作れると感じました。
読んでみるだけでは何も変わりませんので、本に書いてあることを自分のできる範囲で実践しています。
- どんなことを実践しているのか
- その結果家計・貯金はどうなったのか
をシリーズ化して書いていきたいと思います。第1回目は独身時代から全く貯金が出来なかった私が、この本を手に取り1番衝撃を受けた言葉について書いていきます。
これまでの預金スタイル
正しい家計管理を読むまでの私は
- お給料が入る
- 必要なお金を振り分けて使う
- 余ったら預金する
といった形で、生活費が余ったら預金口座に入れるようにしていました。しかし毎月家計は火の車、予算を決めて管理していても生活費が余ることはほとんど無く年2回のボーナスを預金するので精一杯でした。
「何でこんなに節約を頑張ったり家計簿をつけていてもお金が貯まらないの!?」と、自分には家計管理や預金の才能がないんだと自分を責めたりしていました。しかしそもそもにおいて、お金が余ったら預金するという考え方自体間違っていたんです。
預金は義務です
この言葉は正しい家計管理の24ページに出てくる言葉です。
預金とは、たまたま余ったお金を貯めることではありません。人生の目的でもありません。預金は「義務」です。
頭を思い切り殴られたような衝撃でした。義務とはして当然、必然的にしなければならないということ。例えば納税は義務ですよね?「お金がないから納税できません」これはよっぽどのことがなければ認められませんし、お店で買物をする時は当たり前のように消費税を支払っています。
預金も義務と考えれば、して当然だしやらないことのほうが不自然です。このページを読んだだけでも、「なんで今まで預金を義務と決めてしてこなかったんだろ」とすごく後悔しました。
自分の中で「義務」と意識を変えてしまえば、「余ったら預金しよう、余らなかったらしょうがないや」が通用しなくなります。意識改革することを決意したら、あとは義務的に預金をする仕組みを作るだけです。
預金は管理不能支出として扱う
正しい家計管理には
- 管理可能支出
- 管理不能支出
という言葉が出てきます。
管理可能支出とは、食費・日用品・娯楽費など支払いに強制力がなく毎月増えたり減ったりする現金支出のことです。こちらは毎月自分で節約したり、多めに使ったりと管理が自由です。
一方管理不能支出は、家賃・住宅ローン・保育料・光熱費など支払いに強制力があり毎月決まった額を強制的に支払う必要がある支出のことです。こちらは支払いが滞ると、電気が止まってしまったり家を追い出されてしまうかもしれませんので毎月何があっても必ず支払わなければなりませんよね。
預金に関しても管理不能支出として扱うことで、預金を強制的にすることができます。1,000円でもいいんです。とにかく毎月自分のできる範囲で決まった金額を強制的に預金口座に預金するようにしました。
簡単に言うと「先取り貯金」のことですね。お給料が入ったらまず一定額を預金する、こんな簡単なことが今までの私にはできなかったんです。
しかし預金=義務と意識を変えただけで、不思議とすんなり先取り貯金が出来るようになりました。
正しい家計管理実践ひとことレポ
預金は義務この言葉1つで預金に対する意識が変わり、実践してみようという気持ちになりました。実際預金専用の口座を整備し、強制預金を貯めていく仕組みづくりをしています。
「生活費が余ったら預金しよう」
もうそんな考えはやめにしませんか?まずは1,000円からでもいいです。先取り貯金として強制的に預金をしてみましょう。たとえ1,000円でも預金が出来た!という事実が自信につながっていきます。意識を変えるだけで、「預金ってそんなに難しくないのかも!」と思えるようになりました。
- 預金は義務です!
- 余ったら預金では貯まらないよ
- 預金に対する意識改革も重要
まだまだ少額ですが、強制預金続けてます♡先取り貯金がなかなか出来ない方、ぜひぜひ参考にしてみて下さい!
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